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新・西山荘カントリー倶楽部

2001年12月2日(日)ラウンド。

「西山荘カントリークラブ」という名称でしたが、2001年10月か11月あたりから、”新・西山荘カントリー倶楽部”という名称になり、運営方式などが変わったようです。
しかし現在は、コースの案内版、スコアカード、パンフレットなど、”新・西山荘カントリークラブ”と”西山荘カントリークラブ”が混在している状態でした。
”西山荘”というのは、”水戸黄門”の別荘?かなにかのことで、このコースの近くにあるみたいです!

2001年9月にラウンドしたという友人の話によると、一番変化したところは、それまでは、キャディー付歩きプレーのみであったのが、乗用カート導入によるセルフプレー中心になったことです。
キャディーは少数いるようなので、希望すればつけられるのだと思います。

乗用カートは、日本では珍しく、1組4人で、2人乗り乗用カート(ガソリン式)を2台使用。
しかも、フェアウェイをフリーで走行でき、非常に快適なプレーが楽しめます!(^^


コースに到着すると、ゴルフ場のクラブハウスとは思えないような、ツインドームの建造物。
おそらくバブル絶頂期に造られたんでしょう!?巨大なドーム形の屋根をした建物が2つ、横に並んでいます!(^^;
入り口は、正面から向かって左側のドーム。
そこには、フロント、ロビーがあり、ものすごく広々とした空間が・・・!(^^
天井は非常に高く、ドームを支えている木造が剥き出し。
フロアの真ん中に、やや小型のグランドピアノ。ピアノプレーヤーで自動演奏してました!(^^
さらに、12月ということもあり、大きなクリスマスツリー。

もう1つのドームに2階にはレストラン。このレストランもだだ広いです!(^^
窓からの景観はなかなか。このコースは、少し高台にあるので、遠くの景色が一望できます!(^^
フロアの内側(窓側でない方)半分は、セパレータが置いてあり、コンペルームとして使用するのでしょう。
また、こちらのドームの1階は、ロッカールームと風呂などがあります。
ロッカールームは異常といえるほど広いです!(^^
さらに1つのロッカーの横幅が1mくらいありました!こんなに大きなロッカーは、初めてみました!(^^;
しかし、半分以上は、2人で1つのロッカーを使わせていました!(^^;
サイズ的には2人で使用しても充分の大きさで、電子式ロッカーなのでまだいいですが、けっこう不便といえます!(^^;

RYOの推測ですが、元々このコースは、バブル期に造られ、1日の組数がメンバーもそれほど入れず、ゆったりとプレーする!というコンセプトだったのでは?といった感じがしました。
それを、現在のような、低料金で、ほとんどパブリック状態での運営にしているため、休日などの入れる時にはたくさん入れる!といった感じで詰め込む状態になったので、ロッカーを2人で1つ利用!とか、トイレ、洗い場の数が少ない!
というようなことになったのではないでしょうか?(^^;


コースはピート・ダイ設計。
フェアウェイの傾斜、バンカー群、マウンド群、ポテトチップ状グリーン、アイランドグリーンなど、ピート・ダイらしさが随所に見られ、飽きさせない設計です。

やや段々畑状に書くホールはレイアウトされているようですが、各ホールは横に造られているため、打ち上げ、打ち下ろしはあまりありません!
ショートホールで多少の打ち下ろしがある程度。
特長はまず、フェアウェイのうねり。フェアウェイの真ん中であっても、平らなライは少なく、つま先上がり、つま先下がり、左足下がり、左足上がり・・とその複合・・と、やさしくはない!という印象!(^^;
さらに、この時期、芝がすでに薄く地盤が硬くなっていたため、30〜60ヤードくらいのアプローチが非常に打ちづらかったです!(^^;

段々畑状になっているので、多くのホールで、左サイドか右サイドが、OBかとなりのホール。
となりのホールへいっても、1ペナ杭がないので、そのまま打つことができるのだと思うのですが、RYOのボールがとなりホールへいってしまったとき、近くにいたフォアキャディーに、”1ペナで上(元のホール)から打ってください!”と言われました!(^^;

このコースは、スコアカードにローカルルールが掲載してない(こんなコースは珍しい!(^^;)ので、そのへんが、まったくわからないのでした!(^^;

フェアウェイの外側は、ただの土手でなく、マウンドを造ってあるところが多く、しっかり生えている野芝の間にスッポリボールがはまってしまうため、フェアウェイあたりまでボールが落ちてくることが少なく、マウンド+沈んだライから打つボールは、脱出がやっと!というようなことになり、1ペナに近い状態!という印象です。

また、グリーンの周りは、バンカーや池でがっちりガードされているホールが多く、やさしくはありませんでした!(^^;
グリーンは、小さな砲台形が多く、下からのアプローチも難しかったです。

もう1つの大きな特長はグリーン。
巨大なベント芝の1グリーンで、ポテトチップ状になっていて、ラインの読みと距離感が非常に難しいといえます。2段、3段グリーンもあり。
スピードとしては、それほど速い!といった感じはありませんでしたが、傾斜のため、上からのラインはかなり速く、横のラインは、かなりきれました!(^^;
特に18番グリーンは、急傾斜の途中にカップがきってあり、最高に難しかったです!(^^;


各ホール、ティーショットは、左右どちらかにプレッシャーがあるホールが多いものの、そんなに狭い!という印象のホールは少なかったです。
OUTの方がINよりも、少し広くてティーショットが打ちやすい!という印象。

ホワイトティーからプレーしました。
スコアカードでは、レギュラーティーがMT1(約6500ヤード)とMT2(約5900ヤード)の2つ掲載されていますが、実際のホワイトティーの設置は1つ。
この日は、MT1とMT2の両方を使用。
あるホールではバックティーのところや、MT2表示距離より前位置に設置してあるところがありました。



シグネチャーホールは、16、17、18番。
3ホールとも非常に印象に残るホールといえます!(^^

16番はやや左ドッグレッグのミドルホール。
ティーグランドからグリーン横まで、フェアウェイ左サイドに巨大レイクがある美しいホール。

17番は、ピードダイ設計コースにはお決まりのアイランドグリーンのショートホール。

16番ホールの横に広がっていた巨大レイクに、ポッカリとグリーンが浮かんでいます。
しかし、この日のホワイトティーの設置は約110yだったので、
そんなにプレッシャーにはなりませんでした!(^^;

18番は、まっすぐに伸びるロングホール。
グリーンが少し高い位置にあり、その手前に豪快に滝が流れている巨大な池。
フェアウェイは、池の左サイドにありますが、非常に狭く見えます。
セカンドショットをレイアップするにも、レイアップする場所に神経を使います。
グリーンも巨大な3段グリーン。
この日は、ピンが一番右奥の、急傾斜にきってあり、かなり難グリーンでした!(^^;


激安コースに、よくあることですが、おそらく組数がたくさんはいっているのでしょう!?(^^;
スタート時、予定スタート時間よりも15分遅れ。さらに前半ハーフ(IN)は、各ホール各ショット待ち状態で、3時間かかりました!(^^;
昼食のインターバルは、日没もあるので、35分しかとれず!(^^;
後半(OUT)は、やや進行がよくなり、2時間15分。
INのほうが難しいせいもあるのかな??(^^;



◆プレー方式:
 2人乗り乗用カート(ガソリン式)2台使用。セルフプレー中心。
 キャディーも少数いるようなので、希望すれば可能だと思います。
 カートは、フェアウェイを自由に走行できます!(^^
 ただし、フェアウェイ外側の傾斜エリアは危険防止のため走行禁止。
 また、グリーン近辺は走行禁止。走行禁止エリアはロープが張ってあるのですぐわかります。


◆コースレイアウト:A
 印象に残るホールが多く、なかなかGOODです!(^^
  一部、特設ティー設置あり。
 ピンポジ表の裏面に、前進3打、4打など記載されてます。


◆距離表示:
 各ホールフェアウェイ両サイドに100.150、200yの小木&看板でグリーンセンターまで表示。
 ピンポジション表が、2台のカートの1台に積んであります。
 ショートホールは、その日ピンまでの距離がピンポジ表に表示。
 コースガイドはありません。


◆コースコンディション:C
 関東の北エリアに位置するこのコースは、12月ということで、もうすっかり、コウライ、野芝一面が茶色になっていて、真冬の状態!(^^;
 
 ●フェアウェイ(コウライ):C〜D
  フカフカしているところはほとんどなく、全体的に非常に芝が薄く、泥状になっている部分もあり今一。
  地盤は硬く、ランは非常にでますが、SWでのやわらかいアプローチは、ほとんど打てない状態でした!(^^;
  時期的に、もう一面の芝が茶色くなった状態では仕方のないところ!(^^;
  乗用カートでフェアウェイ乗り入れ可にしてるので、さらに踏み固められている可能性も・・。?(^^;

 ●グリーン(ベント):B
  ベント芝なのでグリーンだけは緑色。
  修復してないボールマークもやや目立ちましたが、芝の状態、転がりはまずまずでした!(^^
  コンパクションは、普通にボールマークがつく程度。スピードはやや速いくらい。

 ●ティーグランド(コウライ):C
  もう、すっかり薄く、今一。

 ●ラフ(野芝、コウライ):B
  フェアウェイのまわりのセミラフ(コウライ)は、少し芝が生えているので、フェアウェイよりかえって打ちやすい状態でした!(^^;
  さらにその外側エリア(傾斜やマウンド)のラフ(野芝)は、5センチくらいあり、ほとんどスッポリとボールが沈む状態!
  脱出するだけ!みたいになりました!(^^;

 ●バンカー:
  ややグレーっぽい砂を使用。


◆クラブハウス:A
 非常に巨大なツインドーム。
 空間としては非常に広く、ゆったり感があります!(^^
 きれいです!
 ロビー中央に小グランドピアノがあり、自動演奏していてGOOD!(^^
 

◆ロッカールーム:A
 靴をぬいであがるタイプなので、床はもちろんカーペット。
 全体的に非常に広く、きれいで素晴らしいです!!(^^


◆ロッカー:A
 木製ロッカー。電子ロック式。一度開けるたびに、何度も暗証番号を入力しなおしになるのは面倒。
 横幅は約1mくらいあり非常に広いです。奥行きも十二分!
 ただ、今回は2人で1つのロッカーを兼用となりました!(^^;
 (メンバー?かどうかはわかりませんが、1人で使用しているエリア(人)もありました。)
 ロッカーの中にカゴが2つ入っていて、幅が広いので荷物などを置くには、2人で使用しても問題ありませんが、兼用の使用は少し不便です!(^^;
 ただ、電子式なので、暗証番号さえ共同使用者と決めておけば勝手に開閉できるので、その点は救い。


◆貴重品ロッカー:あり。


◆風呂:B
 脱衣所の洗面台があるエリアが非常に広く、きれいでGOOD!(^^
 鏡は三面鏡になってました!
 脱衣エリアは少し段が下がっていて、スペースが小さく、棚、カゴの数なども少ないです!(^^;
 荷物を置く場所はあまりないくらいなので、ロッカールームで脱衣して、入浴するのかな??

 浴室自体がまた、広いです!(^^;
 しかし、その半分は無駄?ともいえるスペース!
 洗い場には、セパレータがありますが、その幅が非常に広く、2mくらいあります!(^^;
 そのかわり、これも数が少なく全部で8コ。
 広いのはいいのですが、すぐ満員になってしまうこともあり今一!(^^;
 無駄とも思えるスペースが半分あるので、洗い場を追加した方がいい!といった感じ。

 窓の外は庭園風ですが、たいした庭園ではありません!(^^; 

 浴槽もけっこう広いです!
 しかし、湯加減が熱すぎてペケ!
 
 洗い場のセパレータあり。
 サウナなし。
 ジャグジーあり。
 ハブラシなし。


◆トイレ:B
 なんか、トイレルーム自体が異常に広いです!
 きれいですが、床はゴムで、ややゴム臭く、今一。
 1階のロッカールームフロアのトイレは、ペーパータオルのみで今一。
 2階のレストランフロアには、普通のタオルが少量あり。
 個室1つ1つが、非常に広いです!(^^;
 広くとりすぎているため、数が少ないのは難点!(^^;
 
 全ウォシュレット。
 ハブラシなし。


◆レストラン:A
 レストランは、ツインドームの1つを利用していて、面積が非常に広いです!
 窓の外の景色も、このコース自体が高台にあるため、遠くの景色がよく見え、まずまず!

 このコースでは、すべて昼食付なので、
 メニューは、カツカレー、カキフライ、ハンバーグなどの中からどれでも選択可。

 ハンバーグを食べましたが、味はまずまずでした!(^^
 
 飲み物は別料金。生ビール¥500。
 レストランを出るときに、現金清算なので、ちょっと面倒!(^^;


◆従業員の応対:B
 まあ普通。


◆料金:
 ¥14500(12月日曜日、セルフプレー。昼食付)
 昼食付なので、非常に安いといえます!(^^
 ただし、カードの利用は一切できずに、現金のみの支払いとなります。
 チェックイン時に支払う前払い。


◆アクセス:
 常磐道・那珂ICから約30分くらいかな?
 日立太田南ICの方が近いみたいです。



★総合評価:B
 レイアウト、クラブハウスはまずまずなので、Aをつけたいところですが、今回は時期的にコースコンディションは今一だったので、Bとしました。
ベストシーズンで芝が生えてくれば、Aにしてもいいコースです。
料金も安いので、いいシーズンに、また行ってもいい!と思えるコース!(^^

























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