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TPC水戸後楽園カントリークラブ(現:うぐいすの森ゴルフクラブ水戸)
2012年7月追記。

アメリカにある「TPC at ソーグラス」。
PGAツアーの準メジャーともいわれている「プレーヤーズ チャンピオンシップ」が開催されてる素晴らしいコースがあります。

そのコースと同様に「TPC」を冠としたゴルフコースとして、「TPC馬頭後楽園ゴルフコース&ホテル」に続いてできた、日本で2番目のコース。
「TPC」の名が付くつくコースということは、「US PGAツアー」を開催できるコース仕様として「US PGA」から認可されたわけです。

RYOがプレーしたのは1996年11月末。
その年の5月に、このコースがオープンしたので、期待して行ったのでした。
グリーンだけでなく、フェアウェイ、ティーグランドもベント芝を使用していて、この時期でも緑の中でプレーでき、とても気持ちよかった印象があります。
しかし、アップダウンがかなりある山岳コースで、非常に難しく、コースとしては残念なからおもしろくありませんでした。

いくら、「US PGAツアー」を開催できるコース仕様といっても、いくらなんでも、こんな山岳コースで、「PGAツアー」なんて開催できないでしょう!?と思ったのでした。


RYOがプレーした1996年当時は、ゴルフコース名は、「TPC水戸後楽園カントリークラブ」でしたが、数年後、いつのまにか、コース名は「水戸後楽園カントリークラブ」となり、「TPC」の名称が消滅してしまったのです。
おそらく、「TPC」との契約か何かがあって、契約期間が切れたのか?「TPC」の名称をつけられなくなったのでしょう。

このコースは、その頃までは、「後楽園」という名称がついているように、「後楽園球場」「後楽園遊園地」の会社(現在の(株)東京ドームなのかな?)が経営していました。

その後、このコースは、「セントレジャーグループ」に売却され、「セントレジャーゴルフクラブ馬頭」という名称になりました。
その後、さらに、「セントレジャー」が売却し、現在は「日本緑地開発」という会社の経営となり、コース名は、「うぐいすの森ゴルフクラブ水戸」となっています。

今となっては、このコースが、かつて、「TPC」を冠としていたゴルフコースだったことなんて、知る人も少ないことでしょう!?(^^;

きれいだったオールベント芝のコースコンディションは、現在はどうなっているでしょうかね〜!?



(2000年記載)

1996年11月24日ラウンド。

栃木県の「TPC馬頭後楽園ゴルフコース&ホテル」に続いて、日本で2つ目の「TPC」が冠につくコースで、 1996年5月にオープンした、まだできてまもないコース。

「TPC」というのは、「Tournament Players Club」の略で、「US PGAツアー」を開催できる、PGA認定コースなのです。

コースは、どちらかというと「山岳コース」で、PGA認定ということもあり、もちろんグリーンは、1グリーン。

アップダウンがけっこうあり、ティーグランド以外は、フラットなところがほとんどありません。
ティーグランド以外は、かなりの傾斜からのショットとなるため、フルショットできないのが残念です。

コースは、今年オープンしたので、クラブハウスはとてもきれい。

ティーグランド、 フェアウェイ、グリーンとも、ベント芝を使用しており、 この時期でも、美しい緑色の中でプレーできるのは、 最高に気持ちいいです。どこのコースも、こうならいいのにな〜!!
コースコンディションは、オープンんまもないコースにありがちな芝付きが悪いようなこともなく、GOODでした。
ベントのフェアウェイはやわらかく、しょっとすると、ワラジのようなターフがごっそりとれます。
ティーグランドの芝の状態は最高にきれいでした。


ただ、問題なのは、コースの難易度。
”ちょっと難しすぎる!”というのが感想です。

まず第1に、グリーン。
超高速でアンジュレーションもすごい。
RYOはこれまで、国内100か所くらいのコースをラウンドしましたが、 今までラウンドした中で、一番、速くて、難しかったです。
なんと、今回は44パットの自己最多パット数に・・・。普段は、30〜36パットくらいなのですが・・・。
たとえば、砲台グリーンにオンしたはずのアプローチが、 グリーンが速いために止まらず、下まで落ちてしまうところもあったのです。

第2に、コースレイアウト。
ショートホール以外のほとんどが、ティーグランドからは打ち下ろし、 セカンドショット地点より先が打ち上げで、砲台形グリーンでした。
セカンド地点より先が上りになっているため、ティーショットのボールはランがでず、距離があまりでません。
セカンドショットの残り距離が長くなるだけでなく、かなりのアップヒル(左足上がり) のライからのセカンドショットになるので、ホワイトティー(5892ヤード)からのプレーでも、実質的な距離は6200ヤードくらいはあるといった感じです。


フェアウェイはほとんどフラットなライは無く、かなりのアップヒルばかり。
そんな急傾斜の上りのライから確実にグリーンオンさせるのは、なかなか難しかったです。

さらに、ほとんどのホールが、左右ともOB。
ただ、ティーショットでOBのプレシャーはありますが、 幅は比較的広い印象です。
また、クロスバンカーや、フェアウェイが分断されているところ(その部分はラフエリア)といったトラップも多く造られているので、正確なショットと戦略性が求められます。

そして第3にラフ。
これが、「ファインフェスク」という洋芝を使用していて、 細くて、長く、ねばりがあるので、ラフに入るとロストになりやすく、ボールが発見できても、脱出うるのがやっとといった感じ。
また、このねばりのある芝からのアプローチは、なかなか上手く打てず、全く寄りませんでした・・・。(^^;


さすがにTPC(トーナメントプレーヤーズクラブ)の冠がつくゴルフ場といった難しさでした!(^^;


今回は、来年3月末までの冬期料金で、 休日にしてはけっこう安かったですが、それ以降の料金は不明。



◆プレー方式:
 乗用カートを使用したセルフプレー。


◆コースレイアウト:D
 アップダウンがすごい山岳コースで残念。


◆コースコンディション:

 ●フェアウェイ(ベント):A
  芝付きが悪いこともなく、とてもきれいでした。

 ●グリーン(ベント):A
  状態は良かったです。
  超高速グリーンでした。

 ●ティーグランド(ベント):特A
  きれいでした。

 ●ラフ(ファインフェスク):A
  フェスキュー芝の一種。
  状態はよかったですが、非常にねばりがある芝でした。
  11月末までは緑色みたいです。


◆クラブハウス:A
 新しいのできれいでした。


◆風呂:B
 新しいのできれいですが、まあまあといったところ。


◆トイレ:B
 きれいです。
 ウォシュレットあり。


◆レストラン:B
 きれいですが、まあまあ。



★総合評価:D
 オールベント芝の状態は良かったですが、かなりアップダウンがある山岳コースで、レイアウトはちょっとつまらないという印象で、”D”としました。
 グリーンは非常に速く、難しかったですが、おもしろかったです。